2011年の音別に味をしめて、2012年も桜を求めて東へ車を走らせた。
釧路の先、
根室管内の尾岱沼からカキで有名な厚岸にでて、帰ってきた。

△
国道38号線をひたすら東へ向かって進む。

△尾岱沼の先端部へ向かう道。奥に見える山は
知床半島。

△尾岱沼から見た
国後島。
この尾岱沼の先端部には幻の町、キ
ラクというのがあったらしい。
国後へ渡るための宿場町みたいなもだったらしい。
道もない先端部なので行くのは困難みたいだが、多少の痕跡はあるらしい。

△旧
標津線・中春別駅の近くで
わずかだが桜の木を見つける。いわゆる「
千島桜」かどうかは不明。

△奥行臼(おくゆきうす)駅逓
駅逓(えきてい)とは、北海道にあった、鉄道が発達する前に旅人のために
馬とか荷物の取次ぎをする施設だったようで、建物が現存するものが数箇所ある。
案内してくれた女性によれば、一度指定を受けてしまうと道から
補助金が降りたらしく、
それなりに安定した暮らしが出来たのだそうだ。

△駅逓をはじめられた方はもともと新潟の人で、この建物も伝統的な越後の家屋とつくりとのこと。
なんでも基礎に石を置くのやりかたなんだとか。
新潟にもこんなに立派な家はそんなに残ってはいないだろう。
しかし故郷を離れてよくもこんな遠くまで来たものである。果たしてどんな思いで
暮らしてきたのだろう。

△昔は桜がたくさん植えられ、
中標津とかから花見に来る人がいたのだとか。
でも桜は寒さに弱いとのことで、もう1本しか残っていないとのこと。
こういうところで花見ができたらさぞいいだろうなあ。

△厚岸桜 微妙な咲き具合
急に咲き始めてあっという間にちってしまうのでタイミングが難しい。