もう30年も前のことになってしまったが、小中学生の頃の楽しみの一つは時刻表を見ての空想旅行だった。羽幌線というローカル線が当時あって、留萌から
日本海沿いに進んで
幌延で宗谷本線に交わっていて、これに一度乗ってみたかった。この線の途中唯一といってよい観光地が天売・焼尻島で、夏になると臨時列車が札幌から直通していた。その名も「天売観光号」。羽幌線は海の眺めがいいと評判の路線で、景色は「
五能線」を上回ってたとおもうが、昭和62年に廃止。ただ汽車にのってのんびり旅をしたい自分にとってはそれ以降、行きたい旅先の候補から消えてしまっていた。
島への船たち。左がフェリー「おろろん2」、右が高速船「さんらいなあ2」。
高速船が8:00発、それを追いかけてフェリーが8:30に出発。観光客は高速船へ、仕事の人や旅なれた人がフェリーを使うようだった。船を見ると、胸が高鳴る。
初めての島の名前をみて感慨にふける。
港を出たところからいきなり揺れ始める。さすがは外海。
焼尻港へ到着。羽幌から35分。
観光バスが接続。1400円とかだったが、郵便局へ寄る時間がなくなりそうだったので今回は乗らず。あまり下調べもせずに来たので、今回は観光はしないつもり。
続く。