昼前に神戸へ到着。宿は奈良の五條に取ったが、向かうにはまだ少し早い。
18きっぷなので、とりあえず西へ姫路へ向かう。
姫路からの播但線に乗ってみたく、福崎というところで降りてみた。
但馬街道沿いの、古くからそのままという感じの町並み。
こういう光景がいいんだ。北海道のスッキリした町もいいのだけど、
近代になる前の要素が景色に織り込まれていて、とても落ち着く。
日曜の昼下がり、スナックがありカラオケの歌声が微かに聞こえてきた。
家の中の人の声とかテレビの音、そんな生活音が歩いていると耳に入ってくる。
北海道だと防寒性のためと冬は雪のせいもあって、屋内の様子を感じることは少ないので
そんなことでも遠くに来たなあ、と思うのである。
かつて播但線に乗ったのはもう20年以上前。こういうところだったんだな。
福崎駅。列車を待つ人たち、なぜか大半が外国人(東アジア系)だった。
播磨あたりの工場勤めの出稼ぎの人たちのなのか?
札幌にいる間に、いろいろ町がかわってきているなあ。
城崎温泉行きの特急も走っており、今時期はカニを食べに行く人が多いのだけど、
その列車も中国系の人でぎっしりだった。
みんなカニ食べるのかな?向こうから関西は近いから、来やすいのかな。