郵便局めぐり(風景印と旅行貯金と旧線路情報)

郵便局と駅・廃線跡めぐり旅の記録です

2019.01.09 奈良の旅・エピローグ②

地味に好きな関西本線。特にこの非電化の加茂~柘植~亀山間がいい。 P1090539_s 途中、柘植では京都・草津からの草津線と接続。 昔は名古屋から来て、京都行きの急行平安と奈良行きの急行かすががここで分割・併合していた。 P1090544_s 加太峠のあたりには雪が残っていた。 P1090550_s P1090547_s スイッチバックの加太信号場。 前はここで必ずすれ違うダイヤだったはずだが、今は使うことはほとんどない様子。 待たされるほうは駅でもない場所で10分くらい待たされていた。 まだたまに伊勢方面への臨時列車があるのか、機能は維持されているようだった。 P1090559_s 長いホーム、すれ違い設備も長く確保されており、本線として開通し維持されてきた。 函館本線長万部倶知安~小樽間と雰囲気が良く似ている。 加太駅も銀山や蘭島なんかに似てなくもない。 P1090566_s 亀山到着。加茂から乗りとおした人は思ったよりも多く10~15人くらいいた。 以前はほとんど知る人ぞ、というルートで自分以外ほとんど見かけなかったのだが、 18きっぷの威力というか、知名度というか。 以前は男やおばさんとかだったが、若い女性であえてという人も見かけるようになった。 P1090571_s ▲(三重・1局) 亀山駅前郵便局 乗換え時間があったので、郵便局へ立ち寄り。 P1090582_s 亀山からはJR西日本からJR東海区間に変わる。 ディーゼルから電車になり、本数も倍増。駅員さんに「ああ、18きっぷね」と金にならない客扱いをされ、 旅から現実へ引き戻された、そんな感じがした。 北海道みたいだと、列車が不便で旅がし難い。雪もあるから駅を降りて歩くのも億劫だし クルマはやっぱり走りにくいし、止める場所にも一苦労。何しろ寒い。 けど旅の不便さ、何もしない時間。雪に包まれた駅の待合室のぴんとはった冷たい空気。 音は吸い込まれてしまい、人工的な音がない世界。 そんな非日常的な空間に身をおくということ。 それが一番旅をする意味なんだよな。北海道だとあたりまえすぎてうんざりすることもあるけど、 雪がないのがあたりまえの、普通の町とは色々価値観が違ってくるのだ。 ところで関西線では名古屋までいかず、手前の桑名で下車。 ここから空港連絡バスがちょうどあり、それでセントレアへ向かうこととした。