札幌は景色の綺麗なところですが、当然地元の人たちはそんなの当たり前に思っており、
誰も見向きもしないわけですが、そんな中、とても不思議な人がいました。
雪景色を見てうれしそうに見ていたのです。
自分もまだ来てそれほどだったので綺麗な景色だな、と思いながら見ていたのですが
周りの人はそんなの何とも思ってない。
自分と同じ気持ちでこの人はそれを見ているひともいるんだ、と本当に不思議なものを見たという気持ちだった。
(北海道の人でなかったことはあとで知りました)
そのことに自分は本当に助けられました。もちろんほとんど思い込みでしかないんでしょうが、
でもあのときにはそれは自分にとっては真実だったので。
そんな景色も建物が前に建ってしまい変わってしまいました。
そもそもその場所に立ち入れる立場でもなくなってしまいました。
でも自分の中では札幌で見た光景の中で、一番美しいものでした。
その時の心象も含め、多分、死ぬまで忘れないような気がします。6年前の暮れの迫った、11月頃のことでした。
あっという間に時は流れてしまいますね。