春になって一面の野原に花の芽が出て、木々が緑に覆われてくると、
今年はきっといい事がある、毎年そんな気がして今まで頑張ってきた。
そんな台詞が「遥かなる山の呼び声」で呟くシーンがあったと思います。
毎年この季節になると、その台詞が思い出されます。
去年はさすがに、ケガで凹んでいてそれどこでなかったですが。
数日前は春というより、初夏の日差しを感じました。
札幌に来たての頃にこの映画を見て覚えているのですが、
これは本当に他所からここへ来て住んでみた感想では実に実感があります。
あれは満州で生まれ育ったという、山田洋次監督自身の言葉なのか
それか北海道で撮影するにあたりどなたかの台詞を参考にしたんでしょうか。
その台詞を言った民子は結局身体を壊して、酪農をやめて街に移り住み、
結局当初の志は半ばとなってしまうわけですが、
この明るい空の下を一人歩いていると、そのことを思いだしたりしました。
まあ、日が長くていい季節なので、何かをはじめる、やるにはいい季節ですね。
このチャンスを逃さないぞ。