湯谷温泉の宿を出て、近くをぶらぶら。
飯田線の朝一の下りで三河川合まで行って、そこから一旦豊川へ戻って、
レンタカーを借りてまたこの界隈へ戻ってきた。
旧鳳来町の一番奥にある、宇連(うれ)ダム。
宇連川をせき止めて1958(昭和33)年12月に完成。
全国的には無名なダムだと思うが愛知県東部の水がめで、
名古屋ローカルのテレビでは貯水率がよくニュースになったりする。
今年5月に貯水率0%になったらしいが、この日は100%に達して、
ようやく上部ゲートから放水が始まった。
いい時来ましたね、と言われました。やったぜ!
△湯谷温泉の駅。
今回の旅のメインテーマはここだった。
ここの駅舎は飯田線開業時に、当時の鳳来寺鉄道が社運をかけた建物だった。
ついに解体されると聞いて来たのだが、すでに工事着手されてもう原型は拝めず。
最後のころはベニアが打ち付けられて悲しい外観だったらしいので、
見なくて却ってよかったかもしれない。
というかまさかまだ残ってるとは思わなかった。
この駅使うのは人生2回目。
前は急行「伊那」だったので、昭和55~56年頃かと思われる。
駅舎と電車は変わったものの、雰囲気は全然かわってない。
(駅名は、前はただの「湯谷」でしたが。。)
部屋からは宇連川/板敷川がよく見えた。
幡豆(はず)別館。ここに宿泊。
湯谷温泉を代表する宿と思います。まさか泊る機会があろうとは。
京都の貴船神社のあたりと雰囲気にてますね。
ちょっと自分にはお洒落すぎて落ち着かない・・。
そして若干のトラブルが。
朝7時に宿を出ようとしたのですが、いくら呼んでも人が来ない。
フロントには居なかったら電話して、とあるがいくらかけても話し中。
予約したときの連絡先は「ここは予約センターで別の建物」とかで
なぜか連絡しようともしてくれず。
こんなので電車逃しても面白くないので、鍵を置いてとりあえず宿を離れました。
前に足助の白鳥温泉でも同じようなことがあったので、この辺の宿の感覚なんでしょう。
けど、無銭飲食みたいで、気が気でない。
一旦飯田線で豊川へ、そしてレンタカーで昼前に戻ってきてお支払しました。
昼懐石は温泉付き4000円ほど。
京都だと倍はするので、悪くない気がします。
取り壊し中の駅舎。
北海道の余市でも、マッサンが放送される前に古い建物は手をかけていたので、
オリンピックで日本中に海外から来るだろうからってことなんでしょうかね。
最後の姿、見れただけよしとします。
この温泉街のアーチも、昔と少しもかわらないですし、
湯谷温泉に思い出のある人が尋ねてきても、がっかりはしないと思います。
湯谷温泉のあたりは温泉を除けば人はあまり住んでないので、
コンビニとか、風情を壊すようなものはほとんどない。
電車も1時間に一本程度はあるし、いいところだと思います。
でも自分は、飯田線から見るので十分だと思うけど。
トロッコファミリー号はもう走らないんでしょうかね。