養老牛温泉に泊まり、翌朝は標津近辺の郵便局を回る。
本当に広々とした、日本離れした広大の台地に点々と農家があり、
郵便局もその中に点在していた。郵便局をまわり始めたのは、ここでの経験が大きい。
当時は標津線の廃線をめぐりつつ見つけるままに立寄っていたのだが、
どこの郵便局も嫌な顔をせず、迎えてくれた。
▲(北海道/全国・15局) 西春別駅前郵便局
局番:93035 1941(昭和16)年5月21日開設
標津線・西春別駅の駅があった集落。廃止されて何年駅前のままなのかと思ったけど、
ここは地名が「駅前寿町」になっているのでこのままでいいのでしょう。
駅の跡はそのまま保存されてますし。
1948年9月までは「上西春別」で、改称されて現局名。
▲(北海道/全国・64局) 西春別郵便局
局番:93023 1934(昭和9)年5月1日開設
この辺、このタイプの局舎が多くてどこがどこだか判りにくい。
局舎写真を撮るようになったのは、あとでどこへいったのかわかるように。
上の西春別駅から5キロくらい離れている。
▲(北海道/全国・63局) 上春別郵便局
局番:93019 1930(昭和5)年9月1日開設
▲(北海道/全国・65局) 中西別郵便局
局番:93021 1931(昭和6)年12月1日開設
日本一大きい矢臼別演習場の近くで、この日も部隊が移動中。
米軍との共同演習なども行われるようです。
▲(北海道/全国・26局) 別海(べっかい)郵便局
局番:93015 1927(昭和2)年4月1日開設
日本一大きな町、別海町の中心。標津線の厚床~中標津間の区間で一番大きな町だった。
1972年4月に「西別」から「別海」に名称変更。
もともと別海は根室湾側の集落名(今は本別海)で、その西側だから西別、さらにその内陸に中西別。
別海も海沿いの港町だったのだと思うが、標津線の駅が内陸にできて町がそっちに移ったのだろう。
いずれにしてもこの町に来るのは長年の夢だった。できれば標津線で来たかったけど、
これただけでも十分に嬉しい。
▲(北海道/全国・66局) 豊原簡易郵便局
局番:93706 1959(昭和34)年12月1日開設 ※1972年4月 床丹簡易より改称
開拓地の集落にある簡易局。普通局に比べ、個人宅に近い雰囲気ではじめのころはどきどきしたものだ。
遥かなる山の呼び声のメインのロケ地の牧場が近くにある、ということは後で調べて知った。
続く。
中西別
サイロの外枠、パイロット国道243号線、楢の木の芽、放牧の牛
別海
酪農トラクター、サイロ、牛、センダイハギ
この辺、牛の図案が多い。皆さん牛が大好きなんでしょうかね。