帰路はフェリーで。
札幌に来てからというものの、東京へ行くときはいつも時間に制約があり
LCCの安さもあり飛行機がほとんどだった。
関東に住んでいたころは、北海道へ飛行機で来たことは一度もなかったのだが
東京でやりたいことが結構あるので、旅を楽しむ余裕はなかったのだ。
今回は急いで戻る必要がなく、またワールドカップと天皇即位の礼の関係か
この時期にあって飛行機が高かった。
こういうときは船(JRもしかり)の安さが際立ってくる。
パシフィックストーリー。
フェリーと東京ー大洗間、苫小牧ー札幌間のバスがついたセット券。
北海道中央バスが主催の、フェリーセット券。
東京駅~札幌駅が10,260円(税込)で移動できる(※片道用です)。
LCCだと空港までの移動が別にかかるので節約してもそれで+2000円以上かかるので
見た目以上のお得感がある。ただ、ほぼ丸24時間かかりますけどね。
これはJRの札幌発の東京往復割引きっぷでもそうだったのですが
新幹線開通で廃止されてしまいました。
この切符、買い方が難しくて東京側は東京駅八重洲南口、JR高速バスのりばでしか買えません。
(もしかしたらバスタ新宿のJRバス窓口でも買えるかも・・?)
JRバスの券はJRの駅でも扱いますが、このきっぷはJRバス関東直営の窓口でしかやってません(東京側)。
ただ窓口に辿りつければ「パシフィックストーリー下さい」っていうととても親切に
使い方と港での乗り継ぎの仕方、切符の渡し方を教えてくれます。
これは北海道中央バス・セット券はどれもそうですが、中央バスのノウハウなんでしょう。
中央バスのセット券ラインナップとその素晴らしさについて語りたいところですが、
ここでは関係ないのでまたの機会にします。
東京→水戸駅・大洗フェリーターミナル直行便。14時20分発。
茨城交通便だがみちのりエクスプレス(MEX)仕様。
もともと水戸駅まで高速バスで行って、駅から大洗FTまでは別の路線バスに乗車でしたが、
1年前に直通バスが設定されました。
水戸市内までは補助席使用はなかったですが満席でした。
大洗まで乗ったのはうち10人ほどでした。
このバス路線は内原・赤塚駅経由の便と茨城県庁前経由のルートがあり、
この便は県庁前経由でした。
茨城に住んでたものの、逆に乗る機会がずっとなかったので興味津々。
土曜の午後で市内は渋滞気味。
ちなみにルートは東京駅~宝町ランプ~6号向島線~三郷線~三郷インター~常磐道~
友部JCT~北関東道~茨城町東インター~6号水戸バイパス~水戸駅南口~51号~大洗FT。
ずっと常磐道を行くのかと思ってましたが、北関東道に入るんですね。
茨城町西インターにパークアンドライド駐車場があって、ここでたくさん降りていきました。
バスはwifiつき。座席は4列のトイレつきで中距離(100~150キロ程度)用ですが
あたらしくて快適でした。
みちのりグループはレベルが高い。
山岡家を発見。もともと茨城発祥だが、今は北海道にも多い。
大洗フェリーターミナルへ到着。東京駅から2時間半。
時間的には札幌~旭川/室蘭よりちょっとだけ短い感じですね。
到着は16時44分。船の出港は19時45分ですから随分余裕があるなあと思いましたが、
首都圏は渋滞が多いので余裕見てるのかな。明るいうちに大洗につけるのがいいです。
着いたら船の窓口で乗船手続きがある。
船室のアップグレード変更している場合は差額をここで払うシステム。
桟敷席(ツーリスト)から寝台タイプ(コンフォート)にアップグレードしたのでプラス2100円。
もっと上の個室タイプなどにも変更可能なようです。
ネット上では寝台タイプでの乗車記ばかりでこれが無難ですが、
桟敷席もカーテンで個別に区切られていてコンセントも完備していて、申し分なさそうに思いました。
昔ながらの雑魚寝タイプが好きな人は少なからずいるみたいで、
特に一人旅だとそのほうが旅人同士交流できるので面白いかもしれません。
シーツはついてますが浴衣・パジャマ的なものはないので、部屋着がほしい。
なくても何とかなるとは思いますが。
大洗の夕暮れ。フェリーはトラックが主役で、私たち旅の人は脇役。
まだ時間があるので、500mほど歩いてファミリーマートで軽食を購入したりしました。
続きます。