石北本線・上白滝、廃止の前日。
上白滝のある上川~白滝間は峠越えのため普通列車が少なくて、上下1本の停車だった。
この区間、もともとは天幕、中越、上越、奥白滝とたくさん駅があったのだが、一般の人の乗り降りがほとんどないため順々に廃止され、上白滝だけが残っていた。
朝の便はともかく、夕方の便は何度か乗ったがいつも誰かしら下車していた。だから残ってたんでしょう。
駅舎の中には昔の上白滝の様子を偲ぶ掲示がされてました。
今はこの石北本線沿いの遠軽までの区間、白滝駅・丸瀬布駅周辺以外はとても寂しいところなのですが、上白滝の駅にはなんと駅逓まであった見たいで、一日数十人が乗降りする駅だったようです。
もともと旭川~オホーツクを結んだ最初の道「中央道路(いわゆる囚人道路です)」はこの石北線沿いのルートの北見峠。当時は39号石北峠は開かれてなかったので賑わってたみたいです。
有人駅だったときの名残りのラッチ。
下白滝駅。ここは廃止後も駅舎は残されてます。
旧白滝駅。ここは高校生の卒業とともに駅がなくなると有名になって、テレビが撮影に来ていたので遠くから眺めるだけでした。
卒業と共に駅がなくなるって話は運転手さんづてに結構前から聞いていたのでびっくりはしなかったです。3駅同時にとは思いませんでしたが。
ついでに奥白滝信号所。ここも前は駅でしたが、かなり前に廃止になりました。
最近は本州のJRだとローカル線でも駅舎の建替えが進んでますが、北海道だとお金がないのか建替えはあまりしてませんね。もともと古いものを大事にする土地柄です。
(昔は木材そのものや、家を建てる大工も本州から呼び寄せないといけなかった、そういうことがあるみたいです。)
駅めぐりはこんなところで次は郵便局めぐりです。続く。