郵便局めぐり(風景印と旅行貯金と旧線路情報)

郵便局と駅・廃線跡めぐり旅の記録です

2018.8 旅に出れない病とその終焉

基本、じっとしていれない性分で、休みの日は最低限の睡眠と疲れがとれたら、あとは出歩いている、旅に出ている私ですが、人生のうち数回、どうしても旅にでたくない気分に陥った事があった。

 

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 最近だと、2017年5月~2018年7月くらいまでがそうだった。

きっかけは今になって思えば2016年10月ころ、ずっと東京にいるときからやってきていた仕事が終了し、別のクライアントさんの仕事をすることになった。前の仕事は自分からお願いして受注してもらったもの。だが回りから色々支えてもらってはいたものの自分の理想や目指すものが果たせずずっともやもやしていた。なので新しい仕事ではやりたかったことをすべて出し切ってやりつくした。

 

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それで自分ってこれくらい仕事できるんだ、ってことがわかり有頂天になっていた。

が、突然ガソリンが切れたように空しさに襲われた。

どんな面倒ごとも正面から叩き壊して道を切り開いていった。だがそれはすべてに真っ向勝負してやる、ってアドレナリンがでているときはいいのだが、あれこれって本当に自分がやりたいことだったっけ?と。

それに自分できてしまうことが多く、人に仕事をまかせる、頼む、助けてもらうって事が少なくなった。自分はなんでもできる自分に酔ってればいいんだけど、回りの仲間からすると頼られないってことは「自分っている必要あるのかな?」ってなる。

自分ひとりで出来ないことを、なんとかしたくて、話し合って説得してぶつかりあって、でなんとかかんとか目標をクリアする。そういうことを長い時間かかってやっとできるようになった。みんなでやりきれた喜び、充実。お互い、みんなのために自分の力をだすことが誰かの役にたっている、それは多分、貰っている金銭、報酬以上に仕事に同期付けを与えてきたようだった。つらかったけど、楽しかった。

 

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それが全部自分できるようになった。みんなが喜ぶように、こっちで仕事をするようにした。それがどうもよくなかった。一体感は失われ、仕事がただ苦痛になってしまった。そうしているうちに、楽しいとかうれしいとかって間隔が消失してしまい、どこかにでかけても金と時間の無駄で、でかけると得体の知れない不安がこみ上げてきてしまうようになった。

それで休みの日は家で朝からハイボール飲んでネットで動画見たりしてダラダラすごす日々になってしまい、体力が落ちてきて、冬に転倒してケガをする羽目になった。

 

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もう二度と旅を楽しめないのではないか、と思われたのだが、去年の夏に十勝の方へ向かってみたら、意外と楽しかった。それで復活した感じだった。

以来、もとに戻らないように、旅はしたかったらあまりガマンせずにいく(ただしお金はあまりかけられないのだが)ようにしている。

 

今年2019年は色々行けてよかった。東京に戻ってこれた。

ただ仕事がまだ習得途上というか、まったく板についてないので、来年は仕事中心の生活になってしまいそうです。

できればプライベートの時間が十分に取れることを願ってますが、東京で生きていくって事とは両立は結構難しいものかもしれないですね。