北海道胆振東部地震の翌日の札幌のチカホ。
きのう今日とで、中東の方からきな臭いニュースが聞こえてきて思い出したのがこの時考えたこと、感じたことだった。
ご存知の通りブラックアウト(大規模停電)したので地下鉄・電車も動かず。
当日中に市内の何割かは復電するも交通網は安全点検のためしばらく動かなかった。
節電要請もあって町中はまっくらだった。まるで戦争でも始まったみたい。
停電で冷蔵設備が停止したこと、信号が消灯したため交通が麻痺し運送業は復旧まで運行を停止するよう指示があったようで、そのため流通網が停止。
町の中から食料品があっという間に姿を消してしまった。
手持ちのラジオからは、デマに惑わされるな、買占めするなと再三の呼びかけ。
でもいつごろ復旧しそうなのか、などの具体的な情報なし。
目の前の現実と流れてくる情報の温度差がすごくて、これが「有事」ってヤツなのかもしれないと思った。実際あっというまに食料がなくなっていったので、買占めはやったもの勝ちでした。
大事なのは備蓄。全員分の十分な食べ物飲み物なんて、お店にはないんですよ。物流が機能しているからいきわたっているだけなのです。
まるで戦争でも起きたみたいだ、って思いました。薄暗い町、いつ何が起こるかわからない不安、限られた食料。パチンコはじめ娯楽とか、楽しいことをしてはいけないような雰囲気がいやでした。
あと経済への影響ですね。会社お店が1週間近く休業、その後も楽しみ半分で物を買う雰囲気でなかったので、売上減少によりどこもかしこもてんやわんやでした。
幸い景気がよい最中だったので持ち直しましたが、一時は取れるところからとろうっていやな空気が蔓延してました。
感じたのは災害の後の自粛ムードってのは何にもならないってこと。景気も悪くなるし、復旧にも悪影響する。あの暗いムード、観光客が来なくなったってことで拍車がかかっていたように思います。
とはいえインフラ復旧がされるまでは生活自体が相当不便。なのでそこまではそれ優先で不急不要な行動は控えたほうがと思います。
今回は電気の需給逼迫があったので、判断難しかったですけどね。
#nowar #stop the war on Iran