設楽まで来て終わりにするつもりだったが、もう少し時間があった。
ずっと来てみたかった名倉まで足を延ばそう。なかなか機会もない。
暮れていく。先を急いだ。
▲(愛知・45局/全国・1865局) 名倉郵便局
局番:21119 開設不明 1992年7月読み「なくら」→「なぐら」
何とか17時前に到着し、風景印と黒活印を貰うことに成功。
この名倉であるが、はじめて知ったのは民俗学者の宮本常一「忘れられた日本人」の中。
それまで文字で記録されてこなかった民衆の暮らしを、直接見聞きして記録に残して行くのが民俗学。
有名な柳田國男の方は大学で研究していたので国や組織の後ろ盾があったが、宮本は尋常小学校の教員。
合間に旅をしながら記録していった。
その中に「万歳峠」というのがでてくるのだが、その様子からもっと山深いのだと思っていたが
存外明るい高原でちょっとびっくりした。百聞は一見にしかず。