郵便局めぐり(風景印と旅行貯金と旧線路情報)

郵便局と駅・廃線跡めぐり旅の記録です

2016.06.17 夕張再訪①

江差線廃線跡などを見た次の日。地震があったので奥尻行きをキャンセル、一日浮いたので今度は夕張へ行って来た。

遠幌局の局舎が未撮影だったからだが、ついでに夕張市内局を再訪して回った。最初は惰性でやっていたのだが、同じ局舎・局員さんと再会できるのがなんとも楽しい。

 

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▲(北海道・272局/全国・281局) 沼ノ沢郵便局

局番:90247 1937(昭和12)年12月1日開設 ※市立緑小学校跡の再利用

小中学校の廃校活用事例としてよく新聞・ニュースなどに載る。

北海道の校舎・体育館などは耐雪構造でもあり頑丈なのだが、過疎と少子化で大幅に余剰になっている。

 

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特に夕張は炭鉱のスクラップビルドした関係で、一部の設備が新しいのが切ない。

 

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旧局舎。2015年6月まで使用。

 

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▲(北海道・274局/全国・283局) 夕張清陵郵便局

局番:90378 1967年(昭和42)年2月1日開設 1975年「清水沢南」より改称

清陵町は北炭新夕張炭鉱の開発で作られた、夕張の中では新しい街。

郵便局も学校・住宅も昭和40年代に作られており、東京の団地みたいな雰囲気がある。

 

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▲(北海道・275局/全国・284局) 夕張南清水沢郵便局

局番:90285 1941(昭和16)年1月21日開設 1979年「丁未(ていみ)」から改称

この辺局の密度が高い。清陵局とは直線で500mなので、東京の23区並みかも。

局の間の建物はどんどんなくなって、今はシカやキツネが我が物顔に歩いている。

東京やその郊外も、いずれ少子化などにより同じようになるのかもしれない。

 

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▲(北海道・273局/全国・282局) 清水沢郵便局

局番:90166 1917(大正6)年12月16日開設

1996年に移転。その頃はまだこの大きさの局舎が必要だったのか。

今は夕張は人口8千余、直営局がまだ11局もある。この町はやっぱり不思議。

 

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▲(北海道・276局/全国・285局) 遠幌郵便局

局番:90317 1951(昭和26)年7月1日開設

こちらは夕張南部、大夕張線の遠幌。近くに小学校・保育園の跡がある。

直営局として存続しているのは奇跡的な気がします。

 

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※大夕張局は1930(昭和5)年10月開局、1998(平成10)年3月28日廃止

 現在は町ごとシューパロ湖の底に沈んでいる