10年前の記録の再掲。一度記事化していますが、今の気持ちで作り直してみようかと。北海道へ来て、一冬まるごと乗越えて迎える最初の春でした。
音別で見たサクラは忘れられません。清流と5月澄んだ空に花のピンク。桜は青く明るすぎる空に少しそっけない感じで咲きました。本州の桜に比べると質素で控えめなサクラ。
▲(北海道・309局/全国・318局) 標茶郵便局
局番:92003 1887(明治20)年8月1日開設
標茶は釧網線から標津線が分岐する駅で、交通の要衝。今はSL冬の湿原号の終着駅として有名。この町は釧路集治監(刑務所)がおかれ(1881年開所)たのが始まりで、アトサヌプリ(硫黄山)での採掘労働を行う拠点だったそうです。
釧網本線・標茶駅は1927(昭和2)年9月15日の開業。それまでは釧路川で舟運が行われてたようで、今でも釧路湿原には元船宿が残ります(地元でそういわれてます)。
▲(北海道・310局/全国・319局) 上オソツベツ簡易郵便局
局番:92708 1959(昭和34)年12月1日開設
標茶の郊外にあります。三角屋根。いつもタオルを下さいます。恐縮しきりです。なおオソツベツは「御卒別」とも書きます。
上御卒別は標茶町営軌道の終点でしたが、軌道は1971年8月17日に廃止。簡易軌道の終点に郵便局があるパターンは多い気がします。不自然に山の中に局がある場合は、少しこれを疑ってもいいと思います。
▲(北海道・311局/全国・320局) 久著呂郵便局
局番:92042 1931(昭和6)年10月6日開設 ※2014年9月26日廃止
国道274号線、釧路から弟子屈へのルート上。訪問した3年後に廃止され、下久著呂簡易局が敷地内に引越してきて今は久著呂簡易局になってます。
▲(北海道・312局/全国・321局) 鶴居郵便局
局番:92030 1927(昭和2)年3月16日開設
この村も鶴居村営軌道という鉄道が来ていたところ。局と同じ1927年に開通、1967年に廃止されてます。軌道の車両が北海道遺産になり、それを記念して小型印が設置されました。
▲(北海道・313局/全国・322局) 下久著呂簡易郵便局
局番:92706 1957(昭和32)年11月1日開設 ※2014年9月29日「久著呂」へ移転改称
釧路湿原にほど近い場所で、国立公園内の売店みたいな感じでした。局めぐりの人が多く訪問するみたいでした。話好きの受託者さんでした。
続きます。