松前線に沿って、局めぐりをしたのは丁度7年前。
江差線の末端部(木古内~江差)の廃止の時期でした。この沿線に踏み込むのは松前線の初乗車(1987年12月)以来。
丁度、桜の時期。道南の桜は他の北海道のそれより本州の桜に雰囲気が似てて、幸せな気分でした。前日は江差に泊まりましたが、函館に戻り、レンタカーを借りて出発。
▲(北海道・1070局/全国・1127局) 茂辺地郵便局
局番:94021 1874(明治7)年10月1日開設
前に書いたかもしれませんが、随分古い局です。この辺は箱館戦争ゆかりの地で、ここから梅漬峠経由で館、厚沢部、江差への最短ルート(峠道は崩落してもう10年以上通行止めです)。この辺の史跡もゆっくり旅したいなあ。
町の作りも北海道のそれでなく、青森の延長線上といった風情。
▲(北海道・1071局/全国・1128局) 森越簡易郵便局
局番:94701 1949(昭和24)年12月1日開設
簡易局としては開設が古い局。もしかしたら北海道で一番古いかも。
2008/1/28付けで一時閉鎖されてましたが、2010/10/5に移転再開。
近くに松前線の森越駅がありました。1937/12開通~1988/2/1廃止。
▲(北海道・1072局/全国・1129局) 知内駅前簡易郵便局
局番:94737 1968(昭和43)年6月16日開設
松前線の渡島知内駅の駅前にあった簡易局。駅は1988年廃止なので、局が出来て20年後に廃止。それから33年が経過。駅が無くなってからの歴史の方が長い。何かのネタにできそうです。なおその後津軽海峡線に知内駅ができましたが、ここから10キロ以上あります。2011/9/1~2012/2/1まで一時閉鎖されてました。
かつての駅舎が局内に飾られてました。松前線乗ったことがあるので懐かしい。
局員さんに乗った事があるよって言ったら、すごくびっくりされました。そんなに経ってしまったんだな~。しかし、乗っておいて良かったとつくづく思います。廃止が決まってから乗りに行くなんて、ダサいとは思いますが行かないよりは断然ましです。
▲(北海道・1073局/全国・1130局) 知内(しりうち)郵便局
局番:94022 1872(明治5)年10月1日開設
ここも古いですね・・。北海道の郵便局の一期生です。知内の町の中。
ちなみに知内は北島三郎の出身地です。
▲(北海道・1074局/全国・1131局) 涌元郵便局
局番:94080 1939(昭和14)年7月26日開設
知内から国道を外れて、小谷石という海沿いの集落へ行く途中。
※行止まりの小谷石集落。かつては郵便局もあったところです。
津軽海峡に面する漁村ですが、何度か道路が寸断して孤立して大変だったようです。
小谷石郵便局:局番(94067)1935年3月1日開設~1985年3月31日廃止
小谷石簡易郵便局:局番(94750)1985年4月1日開設~1992年4月24日一時閉鎖
※1998年11月1日付廃止
ここに郵便局があったことは、涌元局で伺って知りました。
函館市内からの直通バスあり。一日3往復。気になるバスの終着です。