3年前の支笏湖。何度か記事にしてるが、この時の事が忘れられない。
改元の施行で4月27日~5月6日まで10連休。やっとこさ終わってお休み。
令和最初の郵便局の営業日でした。
北海道で最後の春。名残惜しいとかはありませんでしたが、簡単にはもう来れないんだなと思いながらハンドルを握りました。
何度も通った支笏湖への道、国道453号/旧支笏湖畔有料道路。
北海道では珍しい、ワインディングの道。開発局がつくった道路とは少し雰囲気が違います。本州っぽい道。カーブが多くて少し走りにくい。元々国道の苫小牧側とは全然違います。
北海道に9年。短かったような長かったような。いや長かったな。
仕事の面では残念でしたが、私的にはとても恵まれた日々でした。故郷を離れて暮らす大変さは中々のモノでしたが、自分を鍛える意味で良かったです。なまじっかな小説、物語より自分の人生の方が全然面白いと思えます。ただ効率悪いですけどね。
なかなか馴染めなかったですが、北国の花、自然にはとても助けられました。疎外感で心が折れそうになった時、静かにそこにあってくれました。関東の植え込みに植えてある元気のない植物とは全然違って、寒い冬を乗り越えて生き延びてきたから、勢いが違うんですよね。それで北国の草花がすごく好きになりました。
特に山桜はいいですね。見た目重視なソメイに比べると、質実剛健。ナチュラルな感じがします。
春が来る喜びは、それはもう凄かった。寒さって生物的には死ぬ確率が高まるわけだから、そこから逃れる=嬉しいっていう回路がつながるんでしょうね。
山田洋次の映画にそんな感覚を感じます。彼は満州生まれなので、北海道の中に故郷を感じてたんだろうな。
今日はまとまりませんが、こんなところで。