落穂拾いの旅
今回の旅は前回の旅の落穂拾いでした。
北海道行きたいな~って感じではなく、小型印収集だけが目的。さっと回って終わらせて家で寛ぎたい感じでした。いわばちょっと面倒な感じ。
札幌在住時代、やれずに残したことがいくつかあったのですが大体終わりました。根室の日本一遅咲きの桜を見ること。鶴居の一本桜をもう一度見ること。石北本線を終点まで乗りとおすこと。あと羽田~地方空港線に乗ること。
だからそんなに北海道行きたいな、というのではなかった。
けれど釧路空港に到着して、雌阿寒・雄阿寒の山が見えた時に何だかこみ上げてくるものがありました。心の一番柔らかい部分を撫でて貰ってるような不思議な感覚。
空港を出ると、丁度裏山からはエゾハルゼミの大合唱。いつも通りの北海道。
札幌に居た頃はそこまで好きではなかったんですが不思議。
ふと足元を見やると、昔よく見た草花。花を見ると、そのころあった色々なことが浮かんでは消えていきます。当時は自分としては辛いことが多くあり(今思えば自分のプライドの高さと心の弱さのせいですが)、思い出したくないことばかりでした。
しかし時間の経過につれて、最近は楽しかったことばかりが記憶に残ってます。いい感じに中和されてます。不思議なものです。