手を振る人
4年前の2月の事、寒い雪の日だったが汽車から降りてきて手を振っていた。
そんな遠い場所に住んでるわけでもなし、そこまで一生懸命に別れを惜しまなくても思いながら、その光景を見ていた。学校か塾の帰り道だろうか。
その後、列車は新車に置き換わり、さらに新幹線の身代わりに廃止まで決まった。
私はこの翌年に札幌を離れたので、滅多に来ることもない。
丁度先日、久々に乗ったところ、この時の人たちかな?という人が乗っていた。
相変わらず仲良さそうだった。多分別々の学校に通っているものの、汽車の時間は限られるので乗り合わせるのだろう。北海道に居ると、どっかで見かけた誰かが元気に生きてるのを知るだけで、幸せな気持ちになることがありました。
北海道はまだ人が居着いてからせいぜい数世代。だから人がその場所で生き続けてるのがまだ必ずしも当たり前でない。だからなのか。でも自分の子供とかでもないのに、それが嬉しいってのが不思議なんですよね~。でも北海道の人は大半、そんな気持ちをもって生きてると思います。何となく、ですが。
※なお1枚目の写真は前に一度、SNSでアップしてます。その後日談。