札幌・厚別の顔だった、北海道百年記念塔
札幌に住む前は妙なものが町外れに建ってるな、ぐらいのものでした。
しかし毎日この塔を眺めてるうちに愛着が湧いてきました。しかし老朽化が予想以上に進んでしまい、この秋から解体が着手されました。
最寄り駅で売ってた観光記念入場券
今でも風景印の図案に採用されてます。
ちょっと人工的なものではありますが、東京で言うと日本橋の上の高速道路みたいなもので醜悪さも感じますが、今の現役世代にとっては生まれた時からあったもの。これがないとこの町らしく見えない、というのが正直なところ。
何もなかったところから100年かけて北海道を作りました、ってところなんでしょうけど、これは明治政府の開拓使の設置が起算。
北海道にはアイヌとかの先住民もいたし、明治政府の前から江戸幕府の命で北海道に来てた人もいたので、この事業は道内でも賛否両論だったみたいです。
壊すのにもかなりな費用が掛かるみたいですが、負の遺産を次世代に残さないというのは偉いなと思います。寂しいですけどね。