札幌の冬。仕事、今までの延長線だから何とかなるだろうと軽く考えてましたが、まったくうまく行きませんでした。あるべき自分の姿と現実の違い。
そんな気持ちで過ごした場所なので、札幌の街も人も苦手でした。景色見てるとお腹の中がず~んと重くなってくる。特に冬の鉛色の空の下ではそうでした。
でも離れて一年、二年と過ぎるうちにそのモヤモヤ感がすっかりなくなりました。
むしろ何とも言えず懐かしい。雪が降る音、ジトッとした空気、匂い、鈍色の空、すべてが自分をやさしく包み込んでくれます。この空気感の中にいると、不思議と寒さを感じません。
多分、「こうなりたい」と思ってた、あるべき自分が消失したせいです。諦めたというか、どうでもよくなったというか。
会社員は会社辞めたらいきなり普通の人ですから。結局そんなに違いはないんですよね。確かに稼ぎとか、数字にすると違いますけど。
1時間もせずにこんな風に晴れてくることも多いです。
来週、少し休みがあるので札幌へ行って静かに降り積もる雪を感じたい。でも来週大雪降りそうだし、どうしたものか。
もうちょっと考えよう。しかし一枚目の雪空、本当にいいなあ~。
※写真は5年前にケガで入院した時のものです。札幌・大谷地。