札幌に住み始めて最初の頃。本州へ行く余裕がなくて道内を回っていた頃。
道南の方でよく列車を撮ってる青年を見かけた。本州では列車撮る人が増えてきていたが、道内ではまだめずらしかった。
江差線や津軽海峡線を行く列車をよく撮っていたようだが、新幹線が出来てこの列車たちは過去のものになり、彼の姿も見なくなった。
ところが9月、その方を見かけた。元気そうだった。北海道は少し世間が狭い感があるのだが、そんなのがいかにもなのです。同じ街に住んでるだけで他人ではないような、そんな感覚。
東京の不特定多数の中に埋没している、この感覚も悪くはないですけどね。