郵便局めぐり(風景印と旅行貯金と旧線路情報)

郵便局と駅・廃線跡めぐり旅の記録です

2011.05.18 オホーツク・北見近辺①

10年前を今の気持ちで振り返るシリーズ。

十勝の芽登温泉に泊まり、北上して置戸町からスタートして阿寒湖まで局めぐり。

そろそろ旅行者気分が抜け、生活する土地として北海道を見始めてた頃です。

特に4月後半から6月の第一週は北海道で一番よい季節ではないでしょうか。

 

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北見への移民の本拠地だった、北光社の跡の北光八幡神社

 

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芽登温泉。お気に入りの温泉で、北海道にいる間に3回くらい行きました。

行止まりなのかと思ってましたが、林道を通って糠平湖やタウシュベツの方へ行けるみたいです。まだチャレンジしたことはないのですが。

 

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勝山:鹿の子ダムと赤えぞ松 後ろの山は北見富士でしょうか。

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▲(北海道・297局/全国・306局)勝山郵便局

局番:99051 1915(大正4)年9月11日開設

芽登から峠を越えて辿りつきました。池北線(ふるさと銀河線)が来ていた置戸よりさらに山間に行ったところ。奥に行くと勝山ダムがあります。

ここへ来たのは結局このとき1回だけでした。勝山温泉も施設がきれいになったみたいなのでまた行ってみたいなあ。

 

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置戸:秀峰クマネシリ、エゾシカ、人間轢馬(ばんば)

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▲(北海道・298局/全国・307局)置戸(おけと)郵便局

局番:99043 1912(大正元)年8月6日開設

池北線の置戸駅があったところ。今は廃線。駅は1911年9月25日開業で、網走管内で最初に鉄道が来た場所でした。当時は網走線(網走本線)。

 

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▲(北海道・299局/全国・308局)境野郵便局

局番:99085 1925(大正14)年10月16日開設

ここにも池北線の駅がありました。1922年8月1日開業~2006年4月21日廃止。

元集配特定局で、北海道でよく見る局舎。好きなタイプ。風景印なし。

 

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▲(北海道・300局/全国・309局)北見秋田簡易郵便局

局番:99768 1984(昭和59)年7月2日開設

※前身「北見秋田」局:99149 1946(昭和21)年12月11日開設

置戸から留辺蘂の方に向かったところにあります。秋田県と関係がありそうですがまだ調べてません。特定局時代の局舎がそのままでしたが、簡易局になってこの時点で30年以上が経過してましたが当時の局名表記がよく残ってました。

 

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▲(北海道・301局/全国・309局)訓子府(くんねっぷ)郵便局

局番:99041 1912(大正元)年8月6日開設

置戸局と同じ日の開局。駅も置戸駅と同じ日の開業なので双子の町ですね。

風景印はふるさと銀河線が廃止されたタイミングで廃止されてしまいました。無念。右下の青いクルマは当時の愛車。

 

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▲(北海道・302局/全国・311局)北見日の出簡易郵便局

局番:99716 1952(昭和27)年12月1日開設

古くからの簡易局。2000年5月~9月まで一時閉鎖してたみたいなので、その時ここに移転してきたのでしょうか。地区ふれあいセンター内に設置。

続きます。

 

 

2020.05.08 厚木市内東・北部②

昨年5月8日訪問分の後半です。山間部で結構回って楽しかったです。

ただ関東は郊外でもクルマ停めるスペースに苦労しますね。基本旧特定局については駐車場は無いと思ったほうがいいです。

 

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▲(神奈川・129局/全国・2027局) 小鮎郵便局

局番:02285 1940(昭和15)年1月16日開設

なぜか路地を入り込んだ場所でした。こんな場所ですが元々小鮎村というのがあってその中心だったみたいです。今もJAの支店なんかもあります。この局も中は結構混んでて大変でした。昭和15年の開設、この時代は質素なつくりの局が多いです。

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▲(神奈川・130局/全国・2028局) 厚木宮の里簡易郵便局

局番:02701 1950(昭和25)年9月11日開設 ※1983/12/19 宮ケ瀬簡易から移転改称

1983/12/19に宮ケ瀬簡易局から街ごと移転してきた模様。この住宅地は宮ヶ瀬湖に沈んだ集落が町ごと移転してきたようです。多分、神奈川で一番最初の簡易局。

 

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▲(神奈川・131局/全国・2029局) 厚木鳶尾郵便局

局番:02659 1977(昭和52)年12月1日開設

団地の一角にあった郵便局。

この日はここままで終了です。

2011.05.19 【再】道東・音別の桜並木

10年前の道東旅から。数日前に局めぐり記を書いたばかりですが、景色の写真など。

音別の桜並木は日本桜前線のゴール地点と言っていいと思います。

 

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北海道の冬は関東とはまったく違って、命を削り取られるというか、本能的な恐怖が付き纏います。今は夏の暑さで亡くなる人もいたりしますが、人類の歴史を考えると寒さ=食料を得にくいわけなので、まあ根本的にはストレスですからね。最も若いときにあの暮らしを経験しておけばまた違ったかもしれませんけど、でもよくわかりません。平気な人は本当に平気みたいですしね。

2020.05.08 厚木市内北部①

相模原市を終えて、次は厚木市内を廻り始めました。

渋い風景印が残っていて楽しい地域。緊急事態中だったので近場を回ろうと思ったのですが、在宅勤務が推奨されたせいでベッドタウンの昼間人口が増え、この辺の郵便局はわりと混雑してました。

 

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▲(神奈川・125局/全国・2023局) 厚木上依知郵便局

局番:02582 1973(昭和48)年4月1日開設

 

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▲(神奈川・126局/全国・2024局) 厚木山際郵便局

局番:02582 1936(昭和11)年11月26日開設

※1970/6/28 「依知(えち)」より改称

国道129号線の旧道に沿って立ちます。

 

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※郵便局の隣は「依知村役場」の跡。

 

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▲(神奈川・127局/全国・2025局) 厚木緑ヶ丘郵便局

局番:02475 1965(昭和40)年11月16日開設

住宅地の中の郵便局。

 

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▲(神奈川・128局/全国・2550局) 厚木妻田郵便局

局番:02475 1969(昭和44)年11月1日開設

愛川~相模湖と進む国道412号線の旧道沿い。朝10時に開局だったので、それにあわせての大混雑中。

続きます。

 

2020.04.28と04.16 相模原(橋本)/町田成瀬

昨年のゴールデンウィーク。緊急事態下、ひっそりと近所を局めぐり。

特に県境を跨いでの移動はNGとのことで、近くを歩いて回りました。

 

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▲(神奈川・114局/全国・2012局) 橋本本町郵便局

局番:02091 1996年8月1日「橋本」より改称

今の橋本郵便局が1996年に新規開局するまで、ここが橋本局を名乗っていたようです。

町の中で、お客さんがひっきりなしでした。

 

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▲(神奈川・115局/全国・2013局) ゆうちょ銀行橋本店/橋本郵便局

局番:09033 1996年9月30日開設

多分ここは国鉄橋本工場の跡地再開発したところ。昔は目の前に専用線が使われずに残されてた記憶。意外と新しい集配局です。

もともと和歌山にも橋本局がありますが同名で、かつ黒活印には神奈川の文字が入りません。人口多い市名だと県名が省略されるそうですが市名ではありませんので、和歌山のほうに少し遠慮したほうが、と思います。

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▲(神奈川・116局/全国・2014局) 相模原相原郵便局

局番:02574 1972年4月1日開設

城山町津久井町へのメインルート、国道413号沿い。

相原の地名は東京と神奈川に跨って存在してます。町田と相模原の間はそういうところがとても多いです。

 

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▲(東京・42局/全国・2002局) 成瀬駅前郵便局

局番:01377 1981(昭和56)年10月1日開設

ここは4/16の訪問。マスクが手に入らなくて、大変な思いしながらの局めぐりでした。

局めぐりなんてやってると、やっぱりいやな顔する局員さんもいらっしゃいました。それはそうですね・・。神奈川より東京都内のほうがピリピリしてましたね。駅前の商店もお葬式みたいに暗くして営業してて、戦時統制下に戻ったみたいでした。

2011.05.19 【再】道東・標茶~音別、さくら旅②

さらに釧路の周辺部を進んでいきます。鶴居から白糠~音別と進みます。

 

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音別町、二俣の集落。

 

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▲(北海道・314局/全国・323局) 幌呂(ほろろ)郵便局

局番:92039 1930(昭和5)年5月6日開設

ここの集落は鶴居村営軌道がが来ていた所。面白い地名です。ホロロ。

 

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幌呂局向かいの学校の敷地にある石碑。

 

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▲(北海道・315局/全国・324局) 仁々志別簡易郵便局

局番:92737 2006(平成18)年4月5日開設

以前は「仁々志別」局だったが廃止され簡易局が開設。

(仁々志別局:92057 1939年12月16日~2006年3月25日)

辺鄙なところと思ってましたが、意外と釧路の市街に近いところ。

 

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▲(北海道・316局/全国・325局) 庶路郵便局

局番:92021 1922(大正11)年5月1日開設

メインルートの国道38号線沿い。よく目の前を通過しますが、訪問したのはこの時1回だけでした。風景印なし。

 

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▲(北海道・317局/全国・326局) 西庶路郵便局

局番:92061 1944(昭和19)年7月1日開設

庶路の町の隣の住宅街の中。なんでこんなところに家があるんだろう?と思いましたが、明治鉱業庶路炭鉱があったためのようです。1964年閉山。庶路に炭鉱があったことは、先日釧路に行った時にはじめて知ったばかり。

北海道の情報は行って初めて知る事がいまだに多々あります。北海道に惹かれる理由の一つです。ここも風景印なし。

 

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▲(北海道・318局/全国・327局) 白糠橋北(きょうほく)簡易郵便局

局番:92716 1964(昭和39)年1月16日開設

白糠の町の帯広よりの住宅街の中。「橋北集会所」の中に併設。他の旧・白糠線沿いに点在する簡易局同様の雰囲気。局前の道が未舗装なのは北海道でも珍しいです。

橋北を「きょうほく」と読むのは珍しいですね。北海道特有の「鉄北」「鉄南」「鉄東」の仲間か。

 

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▲(北海道・319局/全国・328局) 二俣簡易郵便局

局番:92728 1993(平成5)年6月28日開設(2016年1月6日~一時閉鎖中)

二俣局の廃止を受けて開設された簡易局のようです。

二俣郵便局:92023 1922(大正11)年5月11日~1993(平成5)年6月25日

鉄道も通らない山の中ですが、大正期に郵便局が置かれるようなところだったのですね。とても興味深いです。もしや駅逓が前身?。

簡易局は一時閉鎖中ですが、受託者は現在も募集中のようです。

 

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△2016年5月20日に再訪。この時点では局舎は残ってましたが、今はもう残ってなさそうな・・。ここの地名は「音別原野」。道東でも原野がつく場所に郵便局があるのって結構珍しいように思います。

 

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▲(北海道・320局/全国・329局)音別郵便局

局番:92014 1908(明治41)年4月21日開設

ここも何気に古い局。鉄道駅の開業は1903(明治36)年3月1日。駅ができて人が入り込むようになってきたのでしょう。北海道開拓が本格化するのは明治30年代でした。

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▲(北海道・321局/全国・330局)厚内郵便局

局番:91041 1927(昭和2)年2月16日開設

釧路から十勝管内に入り浦幌町。風景印、かつては設置されてましたが廃止済。

厚内駅は浦幌~音別の開通と同時の1903年開設。音別に比べると郵便局できたのはかなり後になったようです。

 

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幌呂:湿原の木道、キタサンショウウオモウセンゴケ雌阿寒岳

音別:町の地図の輪郭、天体観測所、大フキ

 

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※期間限定だった簡易軌道・北海道遺産認定記念小型印

2011.05.19 【再】道東・標茶~音別、さくら旅①

10年前の記録の再掲。一度記事化していますが、今の気持ちで作り直してみようかと。北海道へ来て、一冬まるごと乗越えて迎える最初の春でした。

音別で見たサクラは忘れられません。清流と5月澄んだ空に花のピンク。桜は青く明るすぎる空に少しそっけない感じで咲きました。本州の桜に比べると質素で控えめなサクラ。

 

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▲(北海道・309局/全国・318局) 標茶郵便局

局番:92003 1887(明治20)年8月1日開設

標茶釧網線から標津線が分岐する駅で、交通の要衝。今はSL冬の湿原号の終着駅として有名。この町は釧路集治監(刑務所)がおかれ(1881年開所)たのが始まりで、アトサヌプリ(硫黄山)での採掘労働を行う拠点だったそうです。

釧網本線標茶駅は1927(昭和2)年9月15日の開業。それまでは釧路川で舟運が行われてたようで、今でも釧路湿原には元船宿が残ります(地元でそういわれてます)。

 

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▲(北海道・310局/全国・319局) 上オソツベツ簡易郵便局

局番:92708 1959(昭和34)年12月1日開設

標茶の郊外にあります。三角屋根。いつもタオルを下さいます。恐縮しきりです。なおオソツベツは「御卒別」とも書きます。

上御卒別は標茶町営軌道の終点でしたが、軌道は1971年8月17日に廃止。簡易軌道の終点に郵便局があるパターンは多い気がします。不自然に山の中に局がある場合は、少しこれを疑ってもいいと思います。

 

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▲(北海道・311局/全国・320局) 久著呂郵便局

局番:92042 1931(昭和6)年10月6日開設 ※2014年9月26日廃止

国道274号線、釧路から弟子屈へのルート上。訪問した3年後に廃止され、下久著呂簡易局が敷地内に引越してきて今は久著呂簡易局になってます。

 

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▲(北海道・312局/全国・321局) 鶴居郵便局

局番:92030 1927(昭和2)年3月16日開設

この村も鶴居村営軌道という鉄道が来ていたところ。局と同じ1927年に開通、1967年に廃止されてます。軌道の車両が北海道遺産になり、それを記念して小型印が設置されました。

 

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▲(北海道・313局/全国・322局) 下久著呂簡易郵便局

局番:92706 1957(昭和32)年11月1日開設 ※2014年9月29日「久著呂」へ移転改称

釧路湿原にほど近い場所で、国立公園内の売店みたいな感じでした。局めぐりの人が多く訪問するみたいでした。話好きの受託者さんでした。

 

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続きます。

 

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