郵便局めぐり(風景印と旅行貯金と旧線路情報)

郵便局と駅・廃線跡めぐり旅の記録です

何かを背負った人たち

久々の北海道から帰ってきた。10年居た北海道を離れて、そろそろ3年になる。

10年もブランクがあると友達は結構偉くなってたりするし、親兄弟も年とってる。進歩してない自分を情けなく思わずにいられない。何より話題が北海道のことばかりで話したいこともなく、一人で居た方がまだ幸せじゃないか。

そんな思いから、人とほとんど会わない生活をしている。

 

今年は5月、6月、9月と北海道へ行った。特に人に会ったりとか思ってはいないのだけど、思いがけずいろんな人に逢う。旅先でたまに見かけた青年、一緒に仕事した人、前に列車で乗り合わせた人。

それが息苦しいこともあるけど、故郷みたいで楽しいとも感じる。東京人の中の「他人」と括られるような人は、北海道人の中には多分ない。他人はほとんど友人に近く、友人はほぼ家族兄弟くらいのところだ。

そんな社会だから、郵便局などを回ってると、ここでの生活を選んだ人、離れられない人の事を考えてしまう。

 

僕はふわふわと、誰でもないただの雇われの会社員。淡々と役割をこなすだけ。

一方、寒い街で役割を与えられて奮闘する人。やっぱりその存在からして違うよな~って思った次第です。