郵便局めぐり(風景印と旅行貯金と旧線路情報)

郵便局と駅・廃線跡めぐり旅の記録です

2022.06.15 道東小型印巡り・番外編

今年6月の釧路旅。花咲線の小型印集め。行った局の記録。

旅のタイトル、「道東小型印めぐり(3)~初夏・厚岸編」にしておきます→すでに「根釧・落穂拾い旅(22.06)」と名前が付いてました。

 

△釧路空港

釧路へ飛行機で来るのは初めて。東京へ戻ってからの方が北海道の地方空港を使う機会は増えました。函館、旭川、帯広、女満別、そして釧路。AirDOが就航してる空港はこれでコンプリート。残るは札幌丘珠、中標津紋別稚内、利尻、奥尻

 

あたりはエゾハルゼミのやさしい鳴き声に包まれてました。癒されるな~。

あの涼しげな声よ。本州でもこのセミはいるんだけど、こっちが本場って気がします。札幌市内でも山沿いの方に行けばよく鳴いてます。

 

▲(北海道/全国14局)阿寒郵便局(3訪)

局番:92012 1904(明治37)年12月20日開設

大好きな風景印です。黒活も道が入らず「阿寒」とだけ。素晴らしい。

3回目の訪問です。北海道で局めぐはじめた初日に訪問した、思い出の局。

 

かつては阿寒町の中心でした。今は釧路市の一部。

 

▲(北海道・1436局/全国1572局)天寧簡易郵便局(再訪)(てんねる)

局番:92723 1970(昭和45)年9月16日開設

自衛隊釧路駐屯地のすぐ近く。地味に難読。最近まで「てんねい」だと思ってました。

東釧路駅のすぐ近くに同名の貨物駅がありましたが、こちらは「てんねい」でした。開拓地らしい素敵な地名でした。

 

△なお簡易局を自分で開設するには、こういう建物を自前で用意する必要があるそうです。

 

さて、以下は2日目の分。雨の一日。

▲(北海道・1171局/全国1245局)上風連郵便局(再訪)

局番:93022 1932(昭和7)年11月11日開設

別海町、奥行臼からさらに奥に行ったところにある集落。

かつては奥行臼からの簡易軌道が伸びていたところ。簡易軌道の停留所名の局が未だに営業。それだけで奇跡。

 

 

△簡易軌道の建物が一部そのまま残ってます。

昔は村はずれにある古ぼけたバスの車庫って感じでしたが、愛好家に何度も取り上げられてるうちにすこしづつ有名になってきました。

 

 

▲(北海道/全国・67局)本別海郵便局(3訪)

局番:93003 1876(明治9)年1月1日開設

【改称】1972.04.01 別海→本別海

西別川の河口で、江戸期からの鮭の産地。伊能忠敬も測量でここまで旅してきてたみたいです。街の作りがここだけ本州のそれです。真っすぐな道がここで旧カーブしてます。1800年から毎年献上されたそうですが、そんな長い歴史がこんな東の果てで営まれていたんですよね。

 

 

▲(北海道/全国・68局)尾岱沼郵便局(3訪)(おだいとう)

局番:93026 1935(昭和10)年10月6日開設

野付半島の付け根、尾岱沼漁港にある郵便局。

港としては本別海の方が全然古いみたいです。

 

▲(北海道/全国・26局)別海郵便局(3訪)

局番:93015 1927(昭和2)年4月1日開設

【改称】1972.04.01 西別→別海
別海町の中心で、標津線別海駅のあったところ。内陸は漁村に比べると新しい町って感じです。

 

▲(北海道・1164局/全国・1238局)釧路太田郵便局(再訪)

局番:92004 1891(明治24)年3月16日開設

厚岸町ですが、元々あった漁村とは別の屯田兵村。

郵便局も明治20年代半ばには存在したようです。昔は標茶~厚岸を結ぶ国鉄バスが通ってました。