2014.6.25 あこがれの離島③ 焼尻後半
焼尻島の滞在は1時間。郵便局へ行って、その裏のオンコ林をちらっと見ただけであった。
豊かな緑。何もなさそうで、来る前は時間が有り余って退屈しそうに思ったが、緑がすがすがしくてとても気持ちがいい。時間の流れ方が本土と全然違っていて、丸一日何もしないでも十分くつろげそうな気がした。森の中の鳥の声とか、風が木々を揺らす音。いくら聞いていても飽きない。この自然との一体感、なんと表現したらいいのだろう。自然への感受性が研ぎ澄まされる。精霊というか、森や木の感覚が伝わってくる感じ。これはいい森だ。
次の天売島へ向かうフェリー。羽幌を高速船の30分後に出た便である。
小さなフェリーだが3階建みたいになっていて、最上階が1等室。1階と2階が2等室。1回は地下みたいな感じで、そとの景色がほとんど見れない。客の大半は工事とか、用事があって乗っているようでみんな横になって休んでいた。
船が着くたびに、人がたくさん集まってくる。観光タクシー、送り迎えの宿の人、おまわりさん。何かの工事の人。それに船ってアナログな乗り物だ。岸壁に船を据え付けて、タラップの高さをあわせて据え付ける。見ていると面白い。
高速船と違って、ゆっくりと島を離れる。
高速船だと鳥たちは一目散に逃げていってしまうが、フェリーはのんびりしている。