郵便局めぐり(風景印と旅行貯金と旧線路情報)

郵便局と駅・廃線跡めぐり旅の記録です

【上川150局】No.24 幌加内・母子里

母子里(もしり)

日本で一番寒い場所として有名。朱鞠内湖のさらに奥にあります。

朱鞠内の集落を過ぎると、全くの無人地帯を20分くらい走るとあります。

△2011.9.27 初めて訪問。年配の女性が受託者の方でした。

1995年に深名線が廃止。その16年後になっても簡易局が残っていました。寒くて雪の多い場所でしたので、結構感動したものでした。

△2023.2.15 再訪

今は母子里コミュニティセンターの中に移転してます。

今は母子里ですが、深名線の駅は「北母子里」。深名線の駅の接近票が道路沿いに植え替えられて現存してました。「北」の部分が隠されてますが、一部の鉄道好きには何が隠れているかすぐわかるようです。子供のころは月の裏側のように遠い世界でした。

最低気温氷点下41.2℃を記録したのは1978年2月17日。記念して2月17日は天使の囁き記念日として、ちょっとした記念イベントが開催されるそうです。

 

【上川】No.24 母子里簡易郵便局

局番:97771 1977(昭和52)年7月1日開設

※2021年4月5日 現在地へ移転

移転に伴って受託者さんはバトンタッチされ、今は内地(本州)から移住された方がやってらっしゃいます。移住するにしてもこんな山の中へ、ちょっとびっくり。最近の簡易局の受託者さんは移住者が多いみたいです。

雪多くて大変では?と聞いてみるとその辺の体制は整ってるみたいでした。私は寒いの苦手なので、もう住むことはないだろうな・・。ともあれ北海道で暮らすという人生を選択された方の事は遠くから応援してます(上からっぽくてスミマセン)。

 

△記念に頂いたしおり

 

このあたりは北大の演習林で、母子里は営林に従事する方たちの集落とのこと。富良野麓郷を思い出します。昭和になってから入植が開始され、深名線が来たのが昭和16年。かつては小中学校、ガソリンスタンド、商店もあったようです。

今はこの簡易局と商店後の前の自動販売機があるのみ。とはいえまだこの集落、住んでる人は居るようです。

除雪車の跳ね上げた雪が身体中にかかりましたが、とても気持ち良かった。雪とか空気がとても澄んでるせいなのでしょう。クルマを出そうとしたらとても丁寧に誘導してくださいました。

こうしてあちこちでお世話になってばかり。いつか恩返ししたいと思いながら全然できません。感謝。