郵便局めぐり(風景印と旅行貯金と旧線路情報)

郵便局をめぐってます。鉄道好きです。

2024.08.16 【静岡】佐久間・浦川

静岡県・旧佐久間町(現在は浜松市天竜区)の浦川集落。

飯田線中部天竜の手前にある集落です。そこの郵便局がこの度、開局150年を迎えました。記念して小型印が設置されました。おめでとうございます。

愛知との県境が近い、山に囲まれた集落です。ここ数十年で人口は激減しているものの、今もたくさんの家々が残ります。

 

浦川郵便局(静岡・55局/全国・3222局)

局番:23060 開設:1874(明治7)年8月1日

天竜川の支流・大千瀬川に沿った集落。以前は浦川町でしたが、1956年に近隣町村と合併し、佐久間町の一部になりました。郵便局の開局は1874年。鉄道飯田線の開通は1934(昭和9)年なので、鉄道の60年前に既に郵便局があったことになります。

郵便制度が出来たわずか3年後の開局。当時の郵便局は郷士が自分の家屋を提供してますが、先見性を感じます。ベンチがいい味。

浦川小学校。郵便局と同じく、開校150年。しかし、今年度末で佐久間小学校に統合されて閉校だそうです。最後の夏。

飯田線浦川駅

知らない間に飯田線の古い駅はどんどん建て替え(取り壊し)が進んでます。

ここは割と最近まで有人だったせいか、当時のままでした。感激。

ここは急行「伊那」(1983年7月廃止)の停車駅でした(JRになって急行~特急伊那路が復活しますが、その際ここは通過扱い)。かなり人が居たという事なんでしょう。今でも朝の上り快速の停車駅となってます。

 

ところでこの界隈の飯田線三河川合天竜峡)はアイヌの鉄道技師・川村兼登(カ子ト)氏の測量によって建設されました。そのせいか、ところどころ北海道の道北の線路と似てるように見えます。

アーチの歓迎塔のつくりとか、妙に似通ってる。鉄道の駅だからある程度似てておかしくはないですが・・。

中川の隣、佐久駅前の元・駅逓。これも浦川郵便局の旧局舎と雰囲気被る。