2016年3月 なくなる列車と駅、最後の姿を求めて
3月26日、北海道新幹線の新函館北斗開通と引き換えに無くなる駅とか列車とか。
夜行急行「はまなす」や、上野行きのカシオペアとかが主なものですが、
秘境駅の廃止やら普通・快速列車の削減とか、静かに寂しい気持ちにさせられている。
石勝線・十三里駅。3月25日で営業終了。新夕張から遠くないが、確かに人家は少ない。
東追分。札幌からも近い場所だけど、ここも廃止。
夏は一面の麦畑の中で、絵になる駅だった。
学園都市線(札沼線)の終点、新十津川。
ここは一日上下3本から、1本へ削減される。午前中の1本だけになるので、夜に列車は来なくなる。
学園都市線は、はじめての本格的な北海道旅行で訪れた。多分1991年(平成3年)の3月と思う。
今月でなくなる「急行はまなす」は青函トンネルができて走り始めたばかり。
それに乗って札幌について、その足で学園都市線に乗り、この新十津川まで。
そこから滝川まで移動して、多分富良野の方へ向かったのだが、ここ新十津川に荷物を忘れた。
夜行列車を乗り継いだ長旅だったので、疲れていたのだと思う。
で、旅の予定を一旦変更して、この新十津川へ戻ってきた。
何しろ北海道の3月は、東京の人間にはあまりに寒く、かつ店は当時まったく開いてなかった。
酒屋の自販機でワンカップを買って寒さをしのいだ。
今となっては、北海道の3月などはもう初春というほどのものなのだが。