JR完乗の地
以前にも書いたと思うが、JRで最後になったのが日高本線だった。
丁度30の時、西暦2000年のことだったと思う。
実際のところは学生時代に大方乗っていたので、若干ローカル線が残っているに過ぎなかったが
四国や西日本の方に随分残っていたので、1年くらいはかかっただろうか。
なんとなくこの日高本線が乗らずに残っていたのだ。
でもこの線はやたら海に近いところを走るし、牧場の中だったりこんぶ干し場の中を走ったり
(最初は砂浜を走っているのかと思いびっくりした)かなり異色の線だ。
ようはとてつもなく遠い、遥かな場所を走る路線だった。
こんな近い場所に住むことになるとは思っても見なかった。
札幌に住んでいることのメリットはいつでも日高線に乗りにいけるということだ。
特に沙流川や鵡川を渡るあたりの光景はとても印象に残っていて、
ずっといつかもう一度見たいと思っていたのだ。
最近は度々乗りに行くが、何時乗ってもあの日のことを思い出す。
自分の原点に出会えるような、大事な場所である。