2014.5.8 最後の江差線②
江差市内に泊まって、翌朝の江差線で函館へ戻る。
江差を6時台と8時台に出る列車は、江差あたりに泊まらないと乗れないので、普通のお別れ乗車の人は少なくて、ローカル線らしくのんびり車窓を楽しめる列車だった。それでもこの日は先頭車はボックスが埋まっていて、最終日が近づいていることを思い知らされた。
△江差6:44発、函館行
昼間は相当な人ごみなんだろうが、朝は静か。駅前旅館的な宿を出て、始発列車に乗る。
昔はこんな旅行が多かったなあ。
20年前なら、この時間は高校生がそれなりに乗っていたと思うが、もうボックスすら埋まってない。
△江差駅
JRにもなる前の、国鉄の駅という感じが随所に。
よくこの風情で今まで残っていたものだ。
△北海道で車窓から日本海を見れる場所は実は多くない。
有名な函館本線の銭函~小樽築港、留萌本線の留萌~増毛、宗谷本線の抜海付近。
そしてこの江差線上ノ国~江差。ここは初めて乗ったときと、同じ景色のままだ。
△天の川と江差線の「ハエタタキ」。
これが残っている時点で、本当はもっと早く廃止されている路線である。JRに感謝。
△江差線の廃線区間で唯一交換設備のある、湯ノ岱駅での交換。
この画像ではわからないが、交換列車にはテレビクルーが乗車していた。
△北海道の象徴のような、板張りの駅、神明。
△渡島鶴岡。
△木古内で交換した、函館6:53発、120Dはデッキまで人がびっしり。大垣夜行状態。
こちらの客は、それ目的の人は大方乗換えてしまって、いつもの風情。
△五稜郭へ到着。
△案内から「江差」の文字も消されつつあったが、起点の五稜郭駅は敬意を払ってくれているようだった。
この旅の、郵便局めぐりの記事は、また後日。