珍しく早起き。この日は札幌でなく、小樽でレンタカーを借りてみた。
目指すは積丹、神恵内。風景印落穂拾いの旅。
▲(北海道・1322局/全国・1429局) 余市大川郵便局
局番:90255 1938(昭和13)年5月1日開設
(開設時:湯内郵便局 1979(昭和54)年12月3日~ 現名称)
余市の函館線の線路より内陸側の住宅地の中。
▲(北海道・1251局/全国・1344局) 余市モイレ郵便局
局番:90514 1989(平成元)年11月13日開設
※余市入舟簡易局が昇格する格好で新設
先の大川局とここモイレ局はともに最初来たときスルーしてしまった。
そういえばそばのスーパーは「余市スーパー」の確か本店だったが、
支店もろとも数年前札幌にもあるラルズマートになってしまった。
独立したチェーン店があるほどの町だったのだ。
モイレは「茂入」と書いて、余市の旧市街・新市街を分ける山のこと。
(ここだけ4日後、6/18訪問)
余市から山を越えて古平(ふるびら)。
ここから積丹半島をつっきって神恵内へ。
この日は気持ちのいい日で、ライダーとひっきりなしにすれ違った。
トーマル(当丸)峠ごえの道々998号。
積丹は海沿いが断崖絶壁で、トンネルの崩落、冬季の途絶の危険があるせいか、
この峠ごえの道も整備されている。
▲(北海道・560局/全国・609局) 神恵内(かもえない)郵便局
局番:90016 1885(明治18)年2月1日開設
日本海側の山がちの漁村。エゾハルゼミが遠くで鳴いてる声が聞こえた。
こういう小さな村はかなり少なくなった。
厳島神社。江戸期、日本人が定住してよいのは神威岬の手前まで、
その先は女人禁制だったから、実質ここが最果てだったのかな。
鳥居には松前藩の紋章。本陣跡の石碑もあるような場所。
ここも北前船にゆかりのあるところなんでしょう。
中央バス、神恵内村役場前。
ここから先、神威岬・積丹岬方面はかつてトンネルがなく川白で行止まりで、
宮脇俊三の「ローカルバスの終点へ」で取り上げられていた。
あの作品の中でも一番面白い終点だったと思う。
彼はわざわざその終点で必ず泊るというこだわりを発揮していたが、
今思うとネットで情報の入らないあの時代に、よくこんな場所を見つけたものだ。