ずっと乗れてない釧網本線。標茶~東釧路間は乗っているものの、それ以外の区間は学生の頃からずっと乗ってない。理由は札幌から距離があることと、本数が少ないこと。日中は5時間以上間隔があいていて、かつ天候・災害による運休も多い事。
3年前、一度乗ろうとしたことがあったが、大雪予報で運休になってしまい、その後来れないでいました。
ついにこのキハ54が、新車に置き換えに。非冷房なので、観光客から苦情があったのかな。この車両は特急の座席が使用されていて、旅行者からは人気があるはず。それを汎用のハイブリッド気動車に置き換え。
地元利用者からは喜ばれると思いますが、まあ難しいものです。
お客さんは6割くらいが外国人。あとは標茶・弟子屈あたりへ所要を足しに行く地元の方といった感じでした。
摩周~川湯間を乗るのは本当に久しぶり。乗ってみると阿寒の山々と、原生林で羽を休めている猛禽類が観察できました。30年前は北海道の自然の事はわからなかったのだけど、今見てみると独特の植生や動物たちの足跡。色んなものが見えてきます。
この間クルマで来た美留和。
以前はやたら長くて退屈だった釧網線ですが、局めぐりでよく来てたせいでとても面白い。ここはあの映画で出てきたところだな、とかここは製糖工場があったところなんだよな、今は牧場になってるな、ここはあの作家の生まれ故郷なんだよな、とか次々と思い浮かんできてあっという間。
そして川湯温泉を過ぎると峠越え。釧路管内からオホーツク管内。ここは天候の境にもなっていて、オホーツク沿岸の気候に移り変わって行きます。
斜里岳。日本百名山。深田久弥のエッセイで釧網線に揺られて山登りする話があったっけ。列車だとゆっくり見れて、実にいいです。
そして人気のある斜里~網走のシーサイド区間。流氷が見れるのが有名なんだけど、自分は流氷に全く興味がなくて、今回も眠いだけでした。
網走到着。本当は観光列車や市内を見たりしたかったのですが、観光客だらけで気が乗らず。反対に止まってた石北線のキハ40に乗り込むことにしました。