1年前のことと、ちょこっと昔の景色
ちょうどこれを書いている1年前は、過去の記事でも書いているが飛行機で関西へ行った。札幌に来て以来、本州がとても懐かしく感じていた時期があり、たまに東京、大阪などを訪れるのは何よりの楽しみだった。
ところがこの時はちょっと違って、空から見た北海道の景色が印象深かった。3年を経て初めてたどりついた感覚だった。土地への違和感が随分となくなってきたのである。
千歳からの飛行機は東京行きは苫小牧から太平洋上に出てしまうが、関西便の場合は苫小牧~室蘭~函館と南北海道の上空を飛び続けるようで楽しい。支笏湖、羊蹄山、クッチャロ湖、洞爺湖、噴火湾、恵山などが順々に現れては遠ざかった。
この辺は噴火湾。津軽海峡を越えると、飛行機は高度を上げてしまって雲ばかりしか見えなくなった。そして大阪に着いたはいいが、なぜかウォークマンで北の国からを聞いてしまい、すぐ北海道に戻りたくなってしまった。
北海道の景色、風物というのはとてもきれい。だけどどこかあまりに綺麗ですっきりしていて、長く暮らしていると着慣れないスーツを着ているように息苦しくなる事があった。そんな時、本州の景色はしっとりしていて、何かほっとさせるものだった。
などと書いていると昔見た景色が見たくなってきたので、いくつか画像をはっておく。
福島の勿来海岸(2001年秋)。ちょっと遠かったですが大好きな海だった。
ここはいろんな意味で遠くなってしまった。本当に綺麗な砂浜だった。
茨城・日立にあった銭湯と常磐線の電車。この銭湯、透明でとても熱い湯だった。ネットで調べたらすでに廃業済。