郵便局めぐり(風景印と旅行貯金と旧線路情報)

郵便局と駅・廃線跡めぐり旅の記録です

03時~すれ違う夜汽車

中島みゆきに「03時」という局がある。

 

「あたいを見かけた噂を聞いてあんたが港へ発つ汽車と

 居所持たずのあたいを乗せた夜汽車が03時にすれ違う」

 

夜汽車で自分を追いかけてくる男から逃げるように、でも未練を感じながら逆方向の汽車に乗っている。その二つの汽車が夜中の3時にすれ違っていく。

鉄道好きなので、何となくこの汽車が何なのか気になる。おそらく北海道内を走っていた夜行列車の事と思う。それで稚内行きの急行利尻あたりのことかと思っていたが、当時の時刻表を見ると利尻は士別で1時頃。まあ歌の中の話なのでデフォルメされてるのだろうという気もするがちょっと違い過ぎる。

 

夜行急行・すずらん

札幌辺りで「港町」っていう場合、小樽か函館だろう。とするとこの列車は札幌~函館を結んだ夜行急行・すずらん5・6号かなと想像が付く。曲は1976年発売。すずらんの夜行は1950年代に設定、その後1980年9月末まで運行、その後定期列車から外れてしまった。1978年の時刻表を見たところ洞爺駅付近で2時40分頃のすれ違い。

ということで多分これでしょう。

みゆきさんはデビュー前、道内各都市を歌を歌って回ってたのではないかと想像。初期の歌い口は北海道の小さな飲み屋とか、そういうところで歌われるのが似つかわしい気がするから(調べればもう少し事実は判るかもしれないけど、そう思っていたい)。

わざわざ記事にするほどの内容でなかったかな。

ともあれ彼女の歌詞を聞いてると、特に北海道あたりで暮らしてる人間を励ましたい、寄り添いたいって気持ちを感じるし、札幌で生活できて本当に良かったなと思う。ということでこういう記事、思い出したように書いていくと思います。