郵便局めぐり(風景印と旅行貯金と旧線路情報)

郵便局と駅・廃線跡めぐり旅の記録です

4年前、山線にて

手を振る人

4年前の2月の事、寒い雪の日だったが汽車から降りてきて手を振っていた。

そんな遠い場所に住んでるわけでもなし、そこまで一生懸命に別れを惜しまなくても思いながら、その光景を見ていた。学校か塾の帰り道だろうか。

 

その後、列車は新車に置き換わり、さらに新幹線の身代わりに廃止まで決まった。

私はこの翌年に札幌を離れたので、滅多に来ることもない。

 

丁度先日、久々に乗ったところ、この時の人たちかな?という人が乗っていた。

相変わらず仲良さそうだった。多分別々の学校に通っているものの、汽車の時間は限られるので乗り合わせるのだろう。北海道に居ると、どっかで見かけた誰かが元気に生きてるのを知るだけで、幸せな気持ちになることがありました。

 

北海道はまだ人が居着いてからせいぜい数世代。だから人がその場所で生き続けてるのがまだ必ずしも当たり前でない。だからなのか。でも自分の子供とかでもないのに、それが嬉しいってのが不思議なんですよね~。でも北海道の人は大半、そんな気持ちをもって生きてると思います。何となく、ですが。

 

※なお1枚目の写真は前に一度、SNSでアップしてます。その後日談。

根室本線・滝川~落合の午後の列車

もう今はなくなってしまったのだが、滝川から峠越えの手前の落合で折返す、少しもどかしい列車があった。乗り鉄乗りつぶしを行う上では極めて扱いにくい列車なので覚えてますが、それが最近の2016年3月まで運転されてました。

 

←1978.10 2013.03→

 

多分高校の登下校の関係で、この時刻で設定されてたのだと思います。

とはいっても2010~2015年頃は高校生は激減しており、チラホラ見かけるくらいでのんびりした旅が楽しめました。

似てますが、1988年の時刻表見るとちょっと時間が違います。元に戻ったみたい。

 

残念ながら2016年、新幹線開業と一緒に普通列車の大削減が実行されました。

おかげであまり空いてる普通列車に乗ることがなくなってしまった。

 

まあ、こんな列車がありましたというお話でした。

時刻表復刻版(1978年10月号)

たまに時刻表の復刻版を買ってきます。

ラクタを金を出して買ってるようなものですが、過去の時刻表、もっといえば過去の情報って結構ネットに落ちてません。デジタルだと最新に上書かれてしまうので。

 

 

この1978年・昭和53年のダイヤの当時私は8~9才。電車は昔から好きでしたが、時刻表を買ってもらったのはこの頃が最初(多分1979年の10月号とか、それくらいでした)。

風邪で学校を休んで家で寝てる時、父が何か本買ってくれるというので鉄道本を所望。でもそれだけじゃなくて一緒に時刻表を持ってきてくれたのでした。何であの時一緒に買ってきてくれたのか、未だによくわかりませんが本屋のおじさんに薦められたとかなのか。

最初数日はまったく使い方がわかりませんでしたが、ある日突然判るようになりました。

今見ても面白いです。大人の事情が分かるようになった分、でしょうか。

でもすごい本だと思います。日本中の列車のタイムスケジュールが詰まってます。そもそも決められてることと、それが一元的に本になってることは衝撃でした。

 

で中身のダイヤは44年経ってるのでかなり変わってますが、基本は変わりません。というか今のダイヤ・鉄道システムが確立したのがこの時期です。SLがなくなり、新幹線と飛行機が長距離輸送の基本となった時期。とはいえ自分がその頃に小学生だったからきっとそう思うのでしょう。上の世代はSLが基本って思ってるでしょうからね。

 

たまにここからネタ貰って記事書こうかなと思ってます。多分楽しいのは自分だけでしょうけど・・。

2022.06.15【小型印】釧路~門静【根室本線・花咲線全通100年】

JR花咲線巡り・小型印

しばらく間が開いてしまいましたが、花咲線の小型印めぐり。

残りは東根室~姉別。3月のおおぞらのキハ283系引退祭りの時に、釧路駅前は台紙がなくなってしまって全部集まりませんでした。ショック。こういうのは早く来ないといけないですね。最も最近は小型印の押印台紙はあまりないですね。

残ってるところもあまり在庫ないらしく、転売目的で収集・押印する人が居るのかもしれません。鉄道ものは需要あるからな~。

今回の各線の周年イベントは郵便150年とのタイアップだったらしく、昨年はどこも掲示物がたくさん飾られてたのですが3月末で撤去されてました。

 

東釧路~門静

まずは釧路から厚岸の手前、門静まで。

 

▲(北海道・925局/全国・979局)釧路若草郵便局(再訪)

局番:92077 1976(昭和51)年11月25日開設

【移転】2017年3月27日

東釧路の南側の住宅街の中。元は住宅地の真ん中にありましたが、最近移転してきて現在地へ。年金支給日でしたので、年配の方が多かったです。

 

▲(北海道・926局/全国・980局)釧路武佐郵便局(再訪)

局番:92050 1936(昭和11)年7月21日開設

【改称】1992年9月7日 春採→釧路武佐

ここは釧路臨港鉄道の駅があった近くみたいで、目の前に北海道の駅の周りに特有の飲み屋街がありました。本当にこの鉄道が旅客線として営業してたんだな~と。

この局は臨港鉄道と縁が深いエリアにありますが、小型印の題材はJR花咲線武佐駅。ここはJRになってから設置された新駅。JR北海道は民営化直後はたくさん駅がつくられたのですが、それも長く続かず2002年からは現状維持になってます。

 

 

 

 

▲(北海道・1161局/全国・1235局)上尾幌郵便局(再訪)

局番:92026 1922(大正11)年5月1日開設

上尾幌。前は地方には珍しく若い局員さん(局長さんの娘さんかな?)が居て楽しかったのですが、この日は局員さん(多分局長さん)一人だけでした。初報は8年前。風景印談義でひとしきり盛り上がった思い出。それがきっかけで風景印も集めるようになったのでした。

今年で丁度100周年だそうです。

 

 

 

 

▲(北海道・1162局/全国・1236局)尾幌郵便局(再訪)

局番:92013 1880(明治13)年2月16日開設

【移転改称】1904(明治37)年12月20日 仙鳳趾→尾幌

尾幌。駅は上尾幌の方が交換できるので立派ですが、集落はこちらの方が大きいです。

局の開設も古い。元々はカキで有名な仙鳳趾にあったみたいですが、後にこちらに移転したみたいです。

 

▲(北海道・1163局/全国・1237局)門静簡易郵便局(再訪)

局番:92705 1952(昭和27)年12月1日開設

門静駅の近くの簡易局。目の前に厚岸湾が広がってます。とても素敵な場所ですが、今回は天気が悪かったです。目の前をJR花咲線が通ってます。

地図データ©Google

2021.07.30 上野/千住

1年前の記事になります。オリンピック中の都内へ。

横浜から京急で都内へ。

 

この日はワクチンの職域接種2回目でした。

帰り道、少しだけ都内を回りました。

 

鶯谷(うぐいすだに)。

何となく私が子供のころの五反田・目黒の社線連絡口に似てます。大正末期~昭和初期のものでしょうか(この駅は明治45年開業みたいですが・・)。

 

常磐線特急が通過。ひたちが高架線に入っていく姿に未だに馴染めておりません。

というかこの列車もまだ珍しい。

10年関東に居なかったせいですで、リアル浦島太郎。ギャップは埋まってきましたが、一番の問題は自分の年齢を10年前と誤認しているところ。

 

▲(東京・80局/全国・2463局)上野郵便局

局番:01009 1874(明治7)年2月開設

【改称】1990年11月30日 下谷(したや)→上野

7/24に来たばかりですが、祝日だったので平日に再訪した次第。

かつては近くに鉄郵の設備があって、その関係で大きいみたいです。

元々は下谷局。都心は高校時代、1986年頃からよく来てたので、そっちの方が馴染みがあります。あの頃はまだこの辺を「旧・下谷区」っていうおじさん普通にいました。

宝印はやっぱりパンダ。

 

△元祖・風景印ポスト

普通郵便投函すると、風景印を押してくれます。上野公園にもあるらしい。

 

 

東電の分電盤。オリンピック仕様。

▲(東京・81局/全国・2464局)足立郵便局

局番:01011 1873(明治6)年4月17日開設

ここも7/24に来たばかりですが、貯金してはじめて報局したとするマイルールなので忘れないうちに訪問。

 

▲(東京・82局/全国・2465局)千住河原町郵便局

局番:00208 1938(昭和13)年9月16日開設

※2022/2/21に移転改称、現在は「千住大橋駅前」。

 

千住大橋奥の細道の起点。北海道へと続く北への道がここから始まる。

いつか、ここから北海道までクルマで走り切ってみたいなあ。

 

ちょっと、のんびり

今月、アクセスが減ってきました。

残念な思いもあるものの、少しほっとしてる自分もいる。

原因を探ったら、Googleの検索結果の順位が下がってる。更新頻度が減ったせいか。

北海道行きの間更新を止めた影響?そもそもTwitter経由も減ってる。

どうせだから数字稼ぎは程ほどにして好きなこと書こう。

 

そして郵趣はすこし減らして、色々旅がしたいなと。

暇つぶしで始めた事で、札幌いるうちにできることでお金がかからずにできることが局めぐりだったのですが、関東に居るとちょっと違うんですよね。時間のロスが半端ない。

乗り鉄廃線跡(乗りたかった線のトレース)かな、今は。

もちろん局めぐりはすると思いますが。

 

※9/20 11:00追記

私事なのに反応くださってありがとうございます。感謝。

何かを背負った人たち

久々の北海道から帰ってきた。10年居た北海道を離れて、そろそろ3年になる。

10年もブランクがあると友達は結構偉くなってたりするし、親兄弟も年とってる。進歩してない自分を情けなく思わずにいられない。何より話題が北海道のことばかりで話したいこともなく、一人で居た方がまだ幸せじゃないか。

そんな思いから、人とほとんど会わない生活をしている。

 

今年は5月、6月、9月と北海道へ行った。特に人に会ったりとか思ってはいないのだけど、思いがけずいろんな人に逢う。旅先でたまに見かけた青年、一緒に仕事した人、前に列車で乗り合わせた人。

それが息苦しいこともあるけど、故郷みたいで楽しいとも感じる。東京人の中の「他人」と括られるような人は、北海道人の中には多分ない。他人はほとんど友人に近く、友人はほぼ家族兄弟くらいのところだ。

そんな社会だから、郵便局などを回ってると、ここでの生活を選んだ人、離れられない人の事を考えてしまう。

 

僕はふわふわと、誰でもないただの雇われの会社員。淡々と役割をこなすだけ。

一方、寒い街で役割を与えられて奮闘する人。やっぱりその存在からして違うよな~って思った次第です。