郵便局めぐり(風景印と旅行貯金と旧線路情報)

郵便局と駅・廃線跡めぐり旅の記録です

2011.05.02 志文~万字(国鉄万字線沿い)

10年前の5月2日。旧・国鉄万字線沿いの郵便局へ。

札幌に来てから1年経つが未訪問のままでした。理由は比較的近場で、せっかく北海道にいるんだからと道東・道北へ目が向きがちだったことと、万字駅の近くに「お菊人形」が安置される万念寺があり敬遠してました。話の真偽はともかく、確かにそんな話が伝わるのも無理はないと思える、少し物さびしい旧炭鉱町でした。

 

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▲(北海道・254局/全国・263局)岩見沢志文(しぶん)郵便局

局番:97042 1903(明治36)年12月10日開設

室蘭線沿い、開設古いです。志文駅は1902年8月開設なのでほぼその直後に設置されてます。この地域の重要性の表れでしょう。今は岩見沢市内の地味な郵便局。風景印もありません。というか万字線沿いは風景印は全局未配備。

局名は1980年11月4日「志文」より改称されてます。

 

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▲(北海道・255局/全国・264局)岩見沢くぴど簡易郵便局

局番:97774 1979(昭和54)年5月12日開設

福祉施設「クピドフェア」に併設の簡易局。重度の障害をお持ちの方の施設。このタイプの局はこの時初めてで少しびっくりしましたが、閉ざされた環境でこそ郵便は大事なものなんでしょうね。療養系病院に併設の局は全国には結構あるみたいです。

※1996年9月17日「岩見沢緑成園前簡易」より改称。

 

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▲(北海道・256局/全国・265局)茂世丑(もせうし)郵便局

局番:97098 1929(昭和4)年7月11日開設

旧・栗沢町の山沿いの道々沿いにあります。目の前の道は旧道みたいです。

質素な自分の好きなタイプの局舎。今は耐震補強されました。私が行った時は海外系の切手(ロシアとかチェコとか)がたくさん在庫があって面白かった。

 

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▲(北海道・257局/全国・266局)上志文郵便局

局番:97069 1902(明治35)年12月1日開設

ここから万字線沿いの旅。万字線は1914年の開通なので、以外にも鉄道より歴史ある郵便局みたいです。旧駅の目の前に今も市民スキー場があって、学校の授業が行われてたりするみたいです。万字線は1985年3月末で廃止。

 

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▲(北海道・258局/全国・267局)岩見沢朝日簡易郵便局

局番:97773 1977(昭和52)年12月12日開設

朝日駅のあった付近で、今もこの地区では大き目の病院がある。

市の出張所が兼務していて中に地区の人口数の増減がかかれてますが、ものすごく減少しているのが判ります。

 

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▲(北海道・258局/全国・267局)美流渡(みると)郵便局

局番:97074 1919(大正8)年5月1日開設

万字線沿線で一番大きな集落。炭鉱があったところで、専用線が分岐するほどだったみたいですがこの地区の炭鉱は昭和40年代の再編期に「スクラップ鉱」になったようで、衰退が早かったみたいです(夕張や芦別とかの優良鉱だけ残しましたが、海外との激しい競争で無理な操業をして大事故が多発した黒歴史があります)。

 

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▲(北海道・259局/全国・268局)万字仲町簡易郵便局

局番:97746 1965(昭和40)年3月30日開設

万字線万字駅の廃駅舎をそのまま使ってます。目の前にはお菊人形の万念寺。

万字線の終点はこの先の万字炭山、そちらの方に万字郵便局もありましたが、1989年3月末に廃止。1910(明治43)年の開局だったようです。

このエリアは炭鉱としてかなり早くから開発されてたんですね。

万字線沿いはここまで。一旦栗山の方へ出て夕張方面へ。